カナリア諸島の治安と安全について

カナリア諸島は基本的に、治安がよく安全な島々です。
私たち家族が移住を決めた理由のひとつでもあり、生活をしていて日々感じるありがたいことのひとつです。

女性の1人旅や、シニア世代のご旅行、ご家族旅行、どの方にも安心しておススメさせていただけます。
もともと夕食の時間が遅めで、夜遅い時間に出かける人も多いので、夜も安心して町を歩くことができます。

また、政情が不安定になる心配もありません。安心してご旅行を計画いただけます。

カナリア諸島の観光シーズンは10月から3月にかけての秋・冬のシーズンです。
ヨーロッパ中から、太陽と暖かいお天気を求めて観光客が訪れます。
今まさに旅行シーズンを迎え、今年はいつもよりも観光客が多くにぎわっています。

観光客が多い ➡ 観光客を狙ったスリ・泥棒が増えています
私が所属するガイド協会でも注意喚起がまわってきています

警察もパトロールを増やして警戒を高めていますが、万全とはいえません。
とはいえ、盗むものがなければ、困ることも、盗まれることもありません。
以下を参考に注意と少しだけ工夫をして、楽しいご旅行をお過ごしください。

よくあるケースと対策
・展望台にて 
写真を撮っている時や、きれいな景色に見とれているうちに財布をズボンのポケットやカバンから抜き取られる。
➡貴重品となくなっては大変なものは、目の届かないところに厳重にしまいましょう
プロの泥棒は支払いをしているときや、電話をかけた後など皆さんが大切なものをどれだけ持ち、どこにしまっているかをよく観察しています。

・町中で
道を聞かれているうちに貴重品を抜き取られる。
➡多少不親切に思われてもまずは疑ってかかることも時には必要です。

・バル・レストランで 
食事をしている間に隣のイスや足元に置いておいた荷物がなくなってしまった
➡必ず常に目の届くところ、もしくは身体に持ち物をしっかりとつけておきましょう

人混みの多い場所では、カバンは必ずしめて抱え込むように持ち、リュックサックを前にかけることも有効です。
クレジットカードやお金はすべて同じ場所にしまうのではなく、分けておきましょう
普段使うお財布に全財産、多額の現金が入っていませんか?
パスポートはなくしてしまうと、手続きにグラン・カナリア島にある日本領事館に行く必要があります。時間とお金がかかりますので特に注意してください。

レンタカーで観光をされる方
・展望台で
写真を1枚だけだからと車からおりて撮っているうちにドアを開けて助手席や後部座席にあった荷物をさっと盗まれてしまう
➡たとえ写真1枚、1m先に行くためだけだとしても必ず車のロックをかけましょう
➡カバンは後部座席の足元など、目の届かない場所に置きましょう
➡すぐに使わない荷物は、外からは見えないトランクに入れましょう

・国立公園や自然公園、観光地やショッピングセンターの駐車場など 
駐車して車から離れている間に車上荒らしにあう
➡駐車するときにまわりに注意を払いましょう
➡周囲に車はありますか?特に人気のない場所では注意を払いましょう。
➡車内の見えるところに荷物をおいていませんか?たとえ上着などでも、貴重品があるかもしれないと思わせることがないよう、外から見えないトランクにしまい車内には荷物を残さないようにしましょう

去年は、観光客が増えることでルーマニアなどから窃盗団が出稼ぎにきていました。
人気の観光地になると、こういった弊害もあるのですね。
残念ながら日本のように安全度が高く、盗みも少ない場所は少ないのかもしれません。

相手はプロの泥棒やスリです。
盗まれて困るものは最小限にできるよう、工夫をこらせるとよいかもしれません。
よく周囲に目を配って楽しいお時間をお過ごしください。

気を付けていてもどうしようもなく困ってしまうケースは誰にでも起こりえることです。
困ったときはご連絡いただければお手伝いすることもできるかもしれません。

最後に念のため日本領事事務所の連絡先もこちらにお知らせさせていただきます。
グラン・カナリア島 日本領事事務所
http://www.es.emb-japan.go.jp/itpr_ja/00_000042.html
電話+(34)928-244012



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