カナリア諸島の4つの国立公園

テイデ国立公園(テネリフェ島)

スペインには15の国立公園があります。
そのうち4つがカナリア諸島にあります。

テネリフェ島のテイデ国立公園、ラ・ゴメラ島のガラホナイ国立公園、ラ・パルマ島のカルデラ・デ・タブリエンテ公園、ランサローテ島のティマンファヤ国立公園です。

海を含めたカナリア諸島の4割の地域が自然保護地区で、すべての島々がユネスコのエコパークに指定される諸島はそれだけ豊かで貴重な自然環境があるのですね。

ガラホナイ国立公園(ラ・ゴメラ島)
島という、周囲を海で囲まれてそれぞれ独自の生態系や環境が守られる地理的な条件も理由のひとつですし、寒流や風の恩恵を受けた温暖な気候もこの豊かな自然環境がある理由です。

スペインの農業食料環境省が2016年の各国立公園の訪問者数を発表しました。

テイデ国立公園(テネリフェ島)
1番はテネリフェ島のテイデ国立公園。
年間訪問者数、約408万人。
ここ数年観光客の増加によって毎年増えていますが、とうとう今年は400万人を超えました。

2番はマドリードの郊外、グアダラマ国立公園。244万人。
3番はスペイン北部のピコス・デ・エウロパ国立公園。210万人。
どちらも山歩きのお好きな方に人気の国立公園です。

他にもカナリア諸島の国立公園が上位ランクイン。
スペインの国立公園の中でも特に訪れる人々が多いようです。

ティマンファヤ国立公園(ランサローテ島)
ランサローテ島のティマンファヤ国立公園が170万人。
ラ・ゴメラ島のガラホナイ国立公園87万人。

ガラホナイ国立公園(ラ・ゴメラ島)
カナリア諸島自体が観光客が増えていることもありますが、どこも車で手ごろに行けて訪れやすい身近な国立公園です。
本格的に登山や山歩きをすることもできますし、車で展望台やビジターセンターをまわり普通の運動靴程度で手軽に観光もできます。

カルデラ・デ・タブリエンテ国立公園(ラ・パルマ島)
テイデ国立公園では、毎日早朝に清掃やごみ回収する職員や、遅くまで見回りをするレンジャースタッフを見かけます。
これだけの訪問客を受け入れながら管理していくためにどれだけの人の手と労力がかかっていることでしょう。
今ある自然環境を大切にしながら、よりこの自然を慈しみ楽しんでいただけるよう、ガイドとして努めていこう、そんな思いを強くしました。

テイデ国立公園はカナリア諸島1番のみどころです。
「こんな場所が島の中心にあったとは」と思う人も多い雄大な景色が待ち受けます。
実際に見てみるまでなかなか想像がつかない場所です。
ラ・ゴメラ島のガラホナイ国立公園はテネリフェ島から日帰りバスツアーも多く出ています。
カナリア諸島を訪れる機会がありましたら、国立公園も訪れてみてはいかがでしょう。

ティマンファヤ国立公園(ランサローテ島)




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